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【コラム】おしえてヴォーロ

8/13《選手主体のチャリティー活動~ラグビートップリーグ「For Children」~》

ラグビーワールドカップ2019開幕まで50日を切りました。開幕に向けて期待が高まる中、現在放送中のテレビドラマ「ノーサイドゲーム」(TBS系列 毎週日曜 21時~)も注目されています。社会人ラグビーを舞台に、左遷されたサラリーマンが、低迷ラグビー部を立て直すストーリーの中で、7/27に放送された第3話では、主人公の所属するラグビー部がボランティア活動を通して地域社会に受け入れられていく姿が描かれていました。

実際のジャパンラグビートップリーグ(以下、トップリーグ)の各チームも、年間を通して多くの地域貢献活動を行っていますが、それ以外にも選手が主体となって行われているボランティア活動があります。それが、「For Children」。トップリーグに加盟する16チームの代表選手で構成される「ジャパンラグビー トップリーグリーダー会議」(以下、リーダー会議)が行うチャリティー活動です。

「For Children」は、選手自身がトップリーグや日本ラグビーの発展のため、競技の普及活動や試合への来場促進、ピッチ外での社会貢献活動などに取り組むことを目的としています。

毎年リーダー会議でテーマを決定し(2018~2019シーズン:病院を訪問し、病気と闘う子どもたちと交流 / 2019~2020シーズン:特別支援学校に訪問し、障害のある子どもたちと交流)それに合わせた活動を各チームの選手が行っています。選手たちは、活動場所となる病院や学校に事前の打合せから参加し、当日のプログラムや内容を主体的に創り上げていくのが「For Children」の特徴です。

今シーズンの活動に関して、キヤノンイーグルスの選手が東京都立桜の丘学園で行った活動が多摩市(東京都)のホームページに紹介されています。

>>多摩市役所 HP「キヤノンイーグルスが都立桜の丘学園を訪問しました」

今回のイベントで最も盛り上がったのは、選手の提案で決まった「ラインアウトの体験」だったそうです。その他にも、車椅子に乗ったままタックル体験を行うなど、ハンデキャップを抱える子どもたちでも楽しめる内容を選手たちが準備されました。

今回のイベントに参加した杉永選手は、「とてもいい経験ができました。部活動のキャプテンをしたリ、50Mの新記録を叩き出し、次は100Mに挑戦と、色々なことにチャレンジする姿に僕自身も学ぶところが多くありました。多くの子どもたちに、ラグビーを通じて体を動かす楽しさを体感してもらえたと思います。僕も桜の丘学園の児童・生徒の皆さんに負けず、チャレンジすることを忘れず何事にも取り組んでいきたいと思います。」と感想を語ってくれました。

選手たち自らが考えた企画を実施することで、選手たちの想いやラグビーの魅力はより一層子どもたちに伝わります。そして、子どもたちからの想いに選手たちも心が動かされます。
選手たちの主体性が「For Children」を魅力的な活動にしています。

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ジャパンラグビー トップリーグ リーダー会議の紹介ページ:https://www.top-league.jp/2018/08/20/leaders-2/
キヤノンイーグルス HP:https://www.canon-eagles.jp/index.html
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7/25《理念を背負うボランティアウェア》

7/19 東京2020大会のボランティアウェアが発表されました。
大会エンブレムをベースに、大会カラーの藍色が使用された爽やかなデザインに、東京2020大会ボランティアへの想いがさらに強くなった方も多いのではないでしょうか。
この発表を見ながら、以前から気になっていたサッカーJ2 ツエーゲン金沢のツイートを思い出しました。

よく見られるボランティアウェアは、Tシャツやビブスに大きく書かれた「Volunteer」の文字というものです。このツイートを見た瞬間から、
クラブ理念が大きく書かれたデザインが気になっていました。


そこで、ツエーゲン金沢の広報担当者に、導入の経緯やデザインコンセプトを伺いました。

“2018年秋、ボランティア組織『TEAM ZERO』からボランティアウェアを作りたいという相談を受け、意見交換を行ってきました。
当初は、ポロシャツやTシャツにクラブエンブレムを載せたいという希望がありましたが、「石川県・金沢らしさ」と、クラブ理念である「挑戦を、この街の伝統に」をデザインコンセプトの基点にし、金沢の落ち着いた色合いである「紺色」、着物を「羽織る」ようなシャツ型、そして背中にクラブ理念をプリントしました。

新しいウェアは、ボランティアだけではなく、ファン・サポーターからも好評です。ウェアは基本的には貸与でご使用いただいていますが、ボランティアの半数以上にご購入していただきました。ウェアがボランティアの方々のモチベーションの向上につながっているだけではなく、クラブ理念を背負うことで、クラブが目指す方向性への理解が高まり、責任感、使命感をより感じていただけていると思います。”


金沢をイメージした「紺色」!着物をイメージした「シャツ型」!
デザインの一つひとつにこだわったウェアに、ボランティア半数以上の方々が購入されたことも思わず納得してしまいました。
スポーツを「する」とき、ウェアはプレーや勝敗に影響する重要なものです。それは、「ささえる」スポーツボランティアでも同様です。
「おしゃれ」で「かっこいい」自分の気に入ったウェアを着ることは、活動の楽しみ、充実感を感じ、それは活動への「誇り」につながっていきます。


担当者は、最後にこうおっしゃいました。

“今回のリニューアルは、クラブ主導ではなくボランティアの方々と意見交換を行いながら決めていきました。ボランティアウェアの良し悪しではなく、ボランティアの方々とクラブが目線を合わせて、何を取り組んでいくべきか、何を大事にしていくかを、共に考え、形にできたことがよかったと感じています。”

このボランティアウェアの最大の魅力は、デザインコンセプトではなく、クラブとボランティアが、共につくりあげていった過程にあることを最後に気づかされました。

6/25《「ウェブ・エリス・カップ」が見たい!》

いよいよラグビーワールドカップ2019大会開幕まで100日を切りました。
本番が近づく中、今月7日からは大会組織委員会とボランティアのつなぎ役となるチ チームリーダー向けの研修「リーダートレーニング」がスタートし、6月29日までに開催12都市で順次開催されます。
JSVNは、リーダートレーニングにおけるコンテンツ作成と講師派遣に協力しています。
リーダートレーニングの他にも、今月からラグビーワールドカップに関するイベントが全国各地で順次開催されていることを知っていますか?

それは「トロフィーツアー」。ラグビーワールドカップの優勝チームに贈られる優勝トロフィー「ウェブ・エリス・カップ」が、2018年2月から世界20ヵ国・地域で巡回展示されるイベントです。2019年6月からは日本でのツアーがスタートしました。

「ウェブ・エリス・カップ」は、高さ47.2センチで重さは4.5キロで、純銀製で金箔に覆われています。
名前の由来は、ラグビーの創始者とされる英国ラグビー校のウィリアム・ウェブ・エリス少年です。1823年、エリス少年が当時の原始的なフットボール(サッカーが生まれる前の競技)のルールを無視し、ボールを持って走ったというエピソードがラグビーの始まりとされます。

出張先で運よく「トロフィーツアー」に遭遇し、「ウェブ・エリス・カップ」を間近で見たJSVNスタッフは、その感想を・・・
「至福の時間だった!」の一言で表現をしてくれました。

「ウェブ・エリス・カップ」を間近で見られる貴重な体験は、まさに"一生に一度”の貴重な機会かもしれません。
みなさんも、ぜひこの機会に「トロフィーツアー」に参加して「至福の時間」を!

トロフィーツアーの最新スケジュールは、大会公式HP、大会公式SNSをご覧ください。
大会公式HP:https://www.rugbyworldcup.com/trophy-tour-japan
大会公式Twitter : https://twitter.com/rugbyworldcupjp
大会公式instagram : https://www.instagram.com/rugbyworldcupjp/

6/10《スポーツボランティアを活用して・・・》

川崎市で小学生ら20人が殺傷された事件や、東京練馬区で引きこもりだった長男を殺害する事件、立て続けに痛ましい事件が起こりました。世間では”引きこもり”がクローズアップされる中で、「引きこもりに対する偏見や誤解を助長する」などと懸念する声も上がっています。対策を担当する根本厚生労働大臣は「安易に事件と引きこもりを結びつけるのは慎むべき。引きこもり状態にある方は社会とのつながりを回復することが重要。」と発言しました。

社会とのつながりを回復するきっかけとして、スポーツボランティアを活用する取り組みが行われています。
サッカーJ1リーグ 川崎フロンターレでは、障害者や引きこもりの方の就労体験として、ホームゲーム開始前のスタンド清掃などをチームボランティアと一緒に行う活動を受け入れています。取り組みを始めた2015年当初は障害者支援の目的が、現在では引きこもりやホームレスの方も対象となり、2017年度までに延べ1,803人が参加し159人が正規就労に結びついています。
また、サッカーJ3リーグ ギラヴァンツ北九州では、6/2(日)に「ギラヴァンツ オープンマインド プログラム」として、18歳以下で不登校や引きこもりがちな子どもたちに、スポーツを「みる・楽しむ(する)・支える」の3つの体験を通して社会活動への参画を促すプログラムが開催されました。

スポーツやスポーツボランティアを活用したこうした取り組みは、支援の一部にすぎません。全国各地で様々な団体で行われていますが、こうした取り組みが大きく報道されることはなかったと思います。
日本スポーツボランティアネットワークとしてできること、スポーツボランティアを活用した様々な取り組みがあることを私たち紹介することで、様々な支援に繋がっていくことを期待します。

参考URL:神奈川新聞HP https://www.kanaloco.jp/article/entry-38785.html

5/10《チームを一つにするアイスブレイク》

スポーツボランティアの活動現場では、チームになって活動することが多く、
それには「アイスブレイク」が大切であることは、スポーツボランティア研修会でも紹介しています。
先日取材したスーパーラグビー サンウルブズボランティアの活動現場で
「チームを一つにする」素晴らしいアイスブレイクを見ることができたので、ここで紹介します。

サンウルブズボランティアでは、活動開始前に全体ミーティングを行い、その最後に“NO-SIDEハンドシェイク”を全員で行います。
“NO-SIDEハンドシェイク”とは、日本ラグビーが育んだ「ノーサイドの精神」(どんなに激しく戦っても、試合が終われば称え合い、永遠の友情を誓い合うスピリットのこと)を体現するための3つの合言葉とジェスチャーのことです。
サンウルブズボランティアでは、「ノーサイドの精神」によるファンサービスで、スタジアムを満員にすることを目標としています。

《NO-SIDEハンドシェイクのやり方》
1. 2人組になる。
2. まずは、握手をしながら「ともだち」と言う。
3. 次に、胸の前で手をがっちりとつなぎ合い「ありがとう」と言う。
4. 徐々に手を上げながら「よろしく」と言う。
5. 最後にハイタッチ!

ローマ字表記で
「TOMODACHI・ARIGATO・YOROSHIKU」それぞれの頭文字をとると「TRY」になるという素敵な合言葉です。
全員が笑顔で“NO-SIDEハンドシェイク"を終え、いざ活動をスタートさせると、まさに「ノーサイドの精神」を体現するように、ファンの方一人ひとりとフレンドリーに接するボランティアが非常に印象的でした。

他のボランティア活動現場でも、千葉ロッテマリーンズボランティアでは、活動前のミーティングの最後に、人差し指で上を指しながら「マウエ↑」と全員で声を合わせ、ミーティングを締めていました。「マウエ↑」は、今年の千葉ロッテマリーンズの球団スローガンです。



こうしてチームスローガンや合言葉をつくり、それを全員で声に合わせることでも、チームを一つにする素晴らしいアイスブレイクになります。
このアイスブレイクをより効果的にするには、やり続けることが大切です。紹介した2つのチームも、毎回行っています。
続けることで、最初は恥ずかしさがあっても、徐々に声が大きくなり、チーム内に浸透し理解も深まり、スローガンが行動にも表れてきます。

4/10《最高のボランティアに必要な要素とは?》

 「最高のボランティア」とはどんな人でしょうか?
 どんな場所でも、どんな時でも活躍できる理想のボランティアの姿が想像できます。では、そんなボランティアになるためにはどんな要素が必要なのでしょうか?
 今回は、活動経験が豊富な方々が多く参加するスポーツボランティア・上級リーダー研修会受講者58名に【これであなも「最高のボランティア」と言われるための3つの要素】をテーマにアンケート調査を行いました。
 その中で、特に意見の多かったトップ5をご紹介します。

《笑顔で楽しみながら活動する!》
 トップ2とその他では大きく票数がひらく結果となりました。
最も多くの票を集めたのが「笑顔」。2人に1人の方が大切な要素であると回答しました。
 フルマラソンを走るランナーの方々から「笑顔で応援してくれるボランティアからパワーをもらって完走できました。」というエピソードをよく聞きます。
 第2位は「楽しむ」。ボランティアが楽しんで活動ができれば、それはきっと選手や観客にも波及し、素晴らしいイベントになります。ボランティアが作り上げる雰囲気はイベントの大切な要素の一つです。

《ボランティアの楽しさは主体性から》
 ボランティアの参加動機を調査した結果では「人の役にたちたいから」が多い理由であるとされてきました。しかし、今回のアンケート対象者である上級リーダー研修会の受講者のように、スポーツボランティア経験が豊富で、より継続的に活動をされている人ほど「ボランティア活動は楽しいから続けている」という声を聞きます。
 これまでその「楽しさ」は、一緒に活動する仲間や活動内容による「外部的な要因」が大きく関係すると思っていました。しかし、自らが楽しんで活動できるように「笑顔」や「楽しむ」姿勢を持ち、「楽しもう」と主体的に行動しているからこそ感じることができるのが「ボランティア活動の楽しさ」だとわかりました。
 先程述べたように、ボランティアが作り上げる雰囲気はイベントの大切な要素の一つです。ぜひみなさんも「笑顔」と「楽しむ」ことを心がけて、ボランティア活動を楽しんでください。そうすることで、イベントも成功につながっていきます。

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