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2019-08-16

一般ボランティアからリーダーへ。
「気持ちや行動にブレがないリーダーでありたい」

松下 直子さん

Matsushita Naoko

[所属] 日本電気株式会社(NEC) 
コーポレートコミュニケーション本部
エンゲージメント推進室
主任

[職業] 会社員

JSVNスポーツボランティア・上級リーダー

スポーツボランティアを始めたきっかけは?

業務の一環から一歩踏み出し、
自ら楽しむ活動へ

初めての本格的なスポーツボランティアは2016年に行ったスーパーラグビー、サンウルブスのボランティアです。少し不安もありましたが、元々自社のラグビーチームファンだったのと、中学時代から自社の実業団チーム選手として約12年間のバドミントン経験があり、スポーツを「みる」「する」に加え、「ささえる」も体験したいという思いもあったんです。さらに会社内で応募がかかったので安心感があり、踏み出せました。

実は会社では長年、社会貢献に関わる業務を担当していて、社員のボランティア参加を企画・推進する立場でもあり、自分でも、個人的にボランティアを体験することでさらに業務にも活かせるのではないか、という思いもあったのです。

そうやって始めてもう4年目ですが、他の分野のボランティアに比べてスポーツボランティアは「ダントツに楽しい」から続いています。スタジアムに漂う高揚感や、敗戦しても「次もまた応援してください!」とハイタッチしながらお客様を笑顔でお見送りすることも楽しい。他のボランティアメンバーもみんな、笑顔ですし。

スーパーラグビーの初年度から関われたのもよかったです。試合ごとにアンケートを回答し、みんなで課題を一つずつ改善しました。2年目からは担当部署をまとめるリーダーを交代で務め、今年は全体をまとめるリーダーの一人にも指名されるなど、さまざまな立ち位置の役割についてステップを踏みながら事務局と一緒に大会を作り上げる経験でき、学べています。

活動を通じて学んだことや広がったことはありますか?

資格取得で理論を学び、現場で実践。
新たな発見も

ボランティア関連の資格を10個ほど取りました。「上級救命技能認定」は定期的に更新していますし、リーダーを担うようになってからJSVNスポーツボランティア・上級リーダーライセンスも取得し、リーダーの心構えなどを学びました。また、ユニバーサルマナー検定やサービス介助基礎検定も障害者に対する接遇の知識や気配りが身に付き、現場で役立っています。


また、福祉系の資格取得では実技も必要だったので、障害者スポーツのボランティアにも参加するようになりました。最初は視覚障害選手が行うブラインドテニス大会で、選手のガイドなどをお手伝いしました。実は以前、ブラインドサッカーの試合を観戦し、「見えないのにスゴイ」「普通にスポーツなんだ」と障害者スポーツの競技としての魅力に感動したのですが、その後、ボランティアとして関わり、その思いをさらに強くしています。

恥ずかしながら、最初は障害者スポーツが特別なものと感じていたのだと思います。でも、見方がすっかり変わりました。一般のスポーツと違い、ボランティアが選手を直接サポートすることもありますが、事前に、「過度なサポートは必要なく、相手の様子を見てどうしても難しい部分だけ、お手伝してください」と説明いただく場合もありました。「何かやらなきゃ」という思いも強いですが、「一歩引き、必要なタイミングを待つことも大切」と気づきました。始めは戸惑いましたが、そのうちに自然と「お手伝いしましょうか」とお声掛けできるようになりました。

一般ボランティアからリーダーも担うようになって、何か変化は?

多様性を受け入れ、
チームとしてまとめる「リーダー力」

私自身は上に立つのは苦手で、最初はリーダーという役割に戸惑いもありました。でも、活動と並行してJSVNの研修を受講したことで知識も身に付き、自信にもなっています。現場でもメンバーに恵まれ、少しずつステップが踏めているのでリーダーとしてのよい経験が積めていると感じています。

特に今年はサンウルブズのボランティア全体をまとめる5人のリーダーの一人に選ばれたことで貴重な経験が増えました。メンバーの多様性を受け入れた上でチームとしての力が発揮できるように柔軟な対応がリーダーには必要だと学びました。

ボランティアは「何かやりたい」という熱い思いを持った人の集まりなので、現場ではさまざまな意見がぶつかり合うこともあります。メンバー間にわだかまりが残らないように配慮しながら、一定の道筋を作ることもリーダーの役割の一つですし、そのためには気持ちや行動にブレがないリーダーでありたいと思っています。

私は特に「リーダーはメンバーへの声かけが大切」と思っているので、会場内を歩き回り、できるだけ多くのメンバーに声かけをするようにしています。1試合で2万歩にもなりますが、ボランティアメンバーが安心して活動できる環境を整えることで、お客様の困りごとを少しでも早く解決できると思うからです。私なりのリーダーシップスタイルを作れているかなと思います。

今後の活動プランや目標などを教えてください。

活動の幅を広げてパワーアップ。
ボランティア機運を継続させたい

直近では9月開催のラグビー・ワールドカップで、会場案内観客サービスのボランティアリーダーを務める予定です。初めて活動する会場なので不安もありますが、事前研修を通して会場の環境をしっかり把握して臨みたいです。

これまでのリーダー経験を活かし、各メンバーに目配りと気配りをし、必要に応じて声かけやサポートを行うことで、それぞれが役割を果たし、チームとしてのパフォーマンスを最大限にできればと思っています。ボランティアメンバーに「参加してよかった」と思ってもらえるよう、そして私自身も「楽しかった」と心から思えるように頑張りたいです。もちろん、お客様にも「この会場に足を運んでよかった」「感じの良いボランティアのおかげで心地よかった」と思われるようなおもてなしをしたいですね。

ワールドカップ後は、ラグビー以外の競技、例えば、マラソン大会のボランティアなども経験して自分の幅をもっと広げたいです。東京2020大会のボランティアにも応募しているので、活動が決まったらお客様の記憶に残るようなおもてなしをしたいです。逆に、存在を忘れられるくらい会場の一部になるのもいいかなと思っています。安心安全な会場だからこそ、お客様は思い切り楽しめるし、選手の皆さんも力を存分に発揮できるはずです。ボランティアとしてそんな会場を作りたいですね。

最初は会社の業務で携わったボランティアですが、個人的に参加することで楽しさを知り、今では週末にじっと家にいると、「何かボランティアに行きたいなぁ」と思うようになりました(笑)。東京2020大会以降もボランティア機運がずっと続くように、これからも個人として、そして仕事を通じてボランティア活動の推進にも努めていきます。

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